プルミの部屋

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「着物」お仕立実績世界一!!
プルミエールから、色々な情報をお届けします。
お薦めの情報・国内外の縫製業情報・呉服業界耳より情報・「着物を縫う」縫製業の生の声。
京都の穴場情報着物の事、あれやこれやなどなど、どうぞお楽しみに。

プルミエールの着物縫製は

1970年西日本和裁として創業したプルミエールは高級呉服店、百貨店の呉服「お誂え」の手縫い仕立を専門に請け負ってきました。1981年には 広島県知事より西日本和裁職業訓練校の認定を受け和服縫製技術の継承者を育成する事業にも力をそそいで来ました。さらに1992年に中国深川市に初の縫製工場を設立し海外「誂え」縫製の先駆けともなり、1997年にはより安定した縫製拠点を求めてベトナム工場を設立、2004年には更にベトナム第二工場を新設しました。2006年に生産体制をベトナム・中国の二国体制から、ベトナム2工場体制に移行し、現在安定した縫製品質はもとより、湯のし・ガード・紋入れ・地直しなどの一次加工の技術と設備も導入して、同時に国内に帯縫製部門も新設し、国内外総合一貫加工という新しい時代の着物総合加工へと進化させました。2010年にはミシンと手縫いを融合した「ハイブリッド仕立」*商標登録証 登録5334863号を、商標登録し常にパイオニアとしての地位を築いて来ました。
一方、国内の技術者たち育成・提携・連携にもつとめており、国内外の加工ネットワークを駆使しています。将来に渡ってのより盤石な加工体制の構築と、より高付加価値で効率的な加工物流の提供を目指しています。


海外縫製は永遠ではない - 国内と加工賃が変わらない時代もやって来る

きもの業界では、大島紬や絞り染、帯の明綴れ等の製品作りや合繊既製品縫製の分野では早くから海外進出が行われてきました。着物の「誂え縫製」は、求められる縫製品質、海外への委託加工をめぐる法整備、「誂え」特有の個別多種多様な要望に応える能力や技術、それを運用するシステムなど、多くの克服すべき事案が山積していました。そうした諸課題を克服し一つ一つの努力の積み重ねで解決して来た成果として、昨今の「海外縫製」の評価が急速に高まってくる事に繋がったのだと思います。
現在、国内での着物縫製は技術者の高齢化に伴う生産力の減少と後継者の不足、若年層の「和裁士」を目指す希望者が激減しているという事実はかなり深刻な問題です。
さらには、せっかく技術を習得しても技術を生かすことなく、雇用条件の良い他業種に転職し和裁の道から離れてしまうことも少なくありません。もちろん、国内縫製の環境変化は海外縫製の台頭がそうした流れを加速させた事も否定出来ませんが、原因はそれは一因でしかなく、根本的には技術の取得に時間と労力を要する反面、職業としての魅力を欠いているという構造的な問題が解決出来ないままでいるからではないでしょうか。
国内縫製は「技術者の枯渇」という、産業としての基盤を急速に失いつつあります。呉服産業の将来は、海外での縫製をぬきには成り立たなくなったのが現実です。
またそこからの更なる将来の海外縫製の未来も、考えなくてはならない時期に来た様な気がします。
海外の状況は刻々と変化しています、経済状況も為替も一時も気が抜けないほど急速に変化します。こうした状況のなか、弊社は海外縫製、国内縫製ともに共存し将来に於ける安定した縫製能力の提供をと考えています。
また国内に於いても築かれた企業基盤を背景にして、和服縫製技術の後継者を育てる事業も継承し、海外の及ばない高度な応用技術や基礎技術を伝承させています。・プルミエールがなぜ良い技術を提供し続ける事が出来るのか?
・プルミエールと他社はどこが違うのか?
・プルミエールがこれからの着物縫製業にどの様に係わっていくのか?
など色々なテーマで情報発信していこうと考えています。